日々の戯言時々ネタ置き場兼レス置き場
まだ、小学校に上がる前位の、うんと小さい頃。
僕は前世のことを明確には思い出していなかったし、思い出した
内容についても、あまり深く考えていなかった。
そして、三郎やハチとはその頃からの付き合いで、ハチも思い出した
きっかけや時期は特定出来ないらしいけど、僕よりもずっとハッキリ
色んな事を覚えていたからこそ、何も覚えていない三郎が、「ナルを
お嫁さんにする!」と宣言していた保育園時代は、「相変わらずだな」
って呆れてたらしくて、10歳の時にある日いきなり夢での話をし始めた
時、最初は
「ついに思い出したか、思い出せてないけど染み出てきたか」
とか思ったんだとか。
だけど、ピント外れな「運命の人」なんて結論に至ったのを聞いて、思いきり
呆れると同時に、僕のことをすごく気遣ってくれてもいたらしい。
だけど僕は、最初に三郎がそんなことを言い出した時は、まだ記憶が
曖昧で、その「夢の相手」が自分だとは思わなかったから、笑って
流していた。
そのことが、記憶が鮮明になるにつれて、こんなに辛い結果を招く
なんで、考えもしなかった。
できることなら、あの頃にもう一度戻りたい。
でも、「あの頃」って、前世と、三郎が夢を見出す前と、自分の記憶が
曖昧だった頃の、どれなんだろう??
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