家族モノの設定に、教師陣足してみました。
といっても、大まかに考えてみただけなので暫定まみれで、出て来ることはまず無いと思いますが。
(とか言いつつ、続きにオッサン絡みの小ネタ2つ)
その1
「野村雄三ってのはどいつだ!」
「……。俺だが、何の用だ1年坊主」
「よくも、わしの姉ちゃんの友達の妹泣かしやがったな」
「は? 何のことだ。そして、お前は誰だ」
「1年3組の大木雅之助じゃ! 先週お前さんがこっぴどく振った、わしのクラスの女子が、
姉ちゃんの友達の妹なんじゃが、覚えとらんのか!」
「…………。委員会の後輩に告白され、『悪いが興味が無い』と答えた覚えはあるが、
まさかその子のことか?」
「そうじゃ、そいつのことじゃ!」
「それで何故、お前がしゃしゃり出て来る。彼女に代わりに抗議しろとでも頼まれたのか」
「頼まれとらん。わしが頭に来ただけのことじゃ」
(それは、ようするに余計なお世話だということだな)
「大木くん! 何してるの!? 恥ずかしいからやめて。……野村先輩、ごめんなさい。お姉ちゃんに
ちょっとグチったり相談したのは本当だけど、気にしてませんから、先輩も忘れて下さい!!
ほんっとーにご迷惑おかけしました!」
「――ということがあってから、その後も何かにつけて食ってかかられたり、勝負やケンカを
吹っ掛けられるように なった。そして、何故か高校も大学も偶然同じで、勤務先が被っていた
時期もあった。奴が転職して以降も、共通の 知人……お前らとかな。が居るし、『野菜は
あっても肉を買う金が無い』だの『いい酒をもらったから分けてやる』 だの言って人の家に
押し掛けて来ることがあるので、こうして年に2~3度は飲む事があるんだ」
「はぁ、そうなんすか。何てぇか、雅おいちゃんらしいというか何と言うか……」
「お前も、女の兄弟か女友達が居たら、同じことしてそうだけどな、ハチ」
野村さんと大木のおっちゃん +オマケでハチと兵助
おっちゃんちに届け物に来たら、おっちゃんは酔い潰れて寝てて、一緒に飲んでたっぽいのが
顔見知りの先生だったので、「そういやどういう知り合いなんすか?」とか訊いた結果かと
その2(未来)
「そこの着物のお姉さん。茶道体験参加していきませんかー?」
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「……斜堂さん?」
「おや、お久しぶりですね。お母様はお元気ですか」
「はい。相変わらず好き勝手にやっています」
「そうですか」
「斜堂先生、この人とお知り合いなんですか?」
「ええ。私の妹弟子のお嬢さんです。……藤内さんは、お茶は」
「一応母に一通り仕込まれはしましたが、年に何度かお茶会を手伝う程度ですので……」
「あの仙蔵さんが、お客様の前に出して大丈夫だと判断しているなら、充分でしょう」
孫兵の大学の学祭に遊びに来た時の風景。
現在計画中の話の一部ですが、ちょうど良かったので抜粋してみました